お金と健康と現実
世代が一回り上の人から「年に200万円貯金しろ」と言われた。同僚に話すと全員がそんなの無理だと返してきた。年収から逆算したのだろう。でも貯金しろと言った人は、転職してキャリアアップ、空いた時間で副業など、目標から逆算している。このギャップは何かと考えると生活に余裕があるかだ。
先のことを考えるには、自分に余裕があるかどうかが鍵になる。収入の基盤が安定しているか。健康に不安はないか。家族との関係は良好か。このうちの2つくらいが揃っていたら、先々のことを考えるくらいの余裕はあるだろうか。僕の周囲には1つだけという人が多い。収入が安定している人はほぼいない。
逆に200万貯金しろと言った年上の人にはこの辺の不安は少ないように見える。じっくり話してみるとこの人の関心は”お金”と”健康”の2つだけ。若い頃はここに出世が入ったかもしれない。今後は健康に集約されていくのだろ。健康とはいつまでも元気に遊びまわれるということになる。
自分はお金を持っていて生活に不安はない。スポーツを楽しみ、仲間や恋人(配偶者がいたとして)とも楽しく過ごしている。と周囲にアピールしたい。承認欲求もあるだろうけど、一番は「自分は楽しんで生きている」と自分自身と周りに思い込ませたい。
世代の違いでは語るのは良くないけど。あまりにも価値観が違いすぎるねというのが同僚達との結論だった。
知り合いの会社員には本業と別に株で数千万稼いだ人もいる。そこまででなくても自分の小遣いから投資して数十万程度なら株式で保有している人も多い。でもこれも一定以上の収入がある人に限られるのかな。どうも僕がいる業界が不安定すぎる気がしてきた。
ただこの人の言うことが間違っているわけではない。目標を立てる(PLAN)、実行する(DO)になってるわけで、確認する(CHECK)、修正する(ACT)を加えたらPDCAサイクルができる。たぶん若い頃に色々勉強したんだろうな。見習わないとな。